ゲンガー
タイプ ゴースト・毒
ＨＰ：６０ 攻撃：６５ 防御：６０ 特攻：１３０ 特防：７５ 素早さ：１１０
主な役割
カビゴン カイリキー ベトベトン封じノーマルと格闘技を無効化するという素敵な属性のおかげで、カビゴン、カイリキーを封じを担当できる。 特殊攻撃力が極めて高いが、タイプ一致で強力な特殊技は使えず、 10万ボルト等の技マシンに頼ってもカビゴンは潰せない。 よって、黒い眼差し＋滅びの唄で滅ぼすという形で、役割を遂行する。 特殊技を豊富に覚えられ、大爆発も使えるので、四つの技全てを攻撃技で固めた、フルアタック型も存在する。
技
滅びの唄カビゴンを潰すには、この技か、大爆発か、呪いor悪夢＋特殊技しかない。 黒い眼差しと組ませるのが一般的だが、これで相手の交換を誘い、特殊攻撃をぶつけるのも悪くない。 なお、滅びコンボを決めるには、相手の攻撃を3ターン凌がなければならないので、 催眠術や守る、眠ると併用する事が必要。ただ、ゲンガーはどちらかと言うと攻撃的なので、 道連れと併用で、使い捨てにするパターンが多い。 ちなみに、遺伝技の関係で、身代わりや大爆発等、赤緑時代の技マシンと併用は出来ない。
黒い眼差し
相手をバトンタッチ以外で交換させない技。 カビゴンを封じたいのなら、この技を基点に何かしらコンボをしかけるしかない。 主に滅びの唄と併用して、相手を潰す目的で使う。 それ以外にも、狙った相手を確実に大爆発で葬ったり、残酷だが、使い道は多い。
催眠術
黒い眼差し＋滅びの唄と組ませて、強引にコンボの完成を計る。 命中率が低いので、あまり信用は出来ない。
怪しい光
100%相手を混乱させる。滅びコンボのサポートに取り込んで使う事が多い。 また、フルアタック型に持たせて、相手の受けを破りに行くのに利用することもある。
黒い霧
相手の鈍い等の能力上昇技をリセットする。これを持っていれば一度鈍いを積まれたカビゴンにも、 都合よく大爆発を当てられる。
道連れ
相手を共倒れにする最終奥義。黒い眼差し＋滅びの唄と併用する場合が多い。 相手にコンボ封じがなく、1対1の状態なら、道連れをちらつかせ、無駄技を誘発しながら、 滅びコンボに入ることも可能。ただし、宿木の種や砂嵐の前では無意味なので注意。
大爆発
相手を共倒れにする最終奥義。Lv.50で使う場合、一撃の可能性があるのは低レベルのライコウ程度。 同レベルガラガラはHP約130以下、カビゴンはHP約180以下、Lv.55カビゴンや同レベルブラッキーなら、 HPを2/3くらいまで削れば、潰せる射程圏内。ライコウは一撃の可能性があるものの、かなり低乱数。 ただ、水玉リボンを持たせておけば、高乱数1発になる。フーディンとヘルガーはどちらも確定1発。
10万ボルト、雷
コンボ封じを多用してくるエアームドやスイクンにダメージを与えられる。 10万ボルトで同レベルエアームドスターミー2発、スイクン3発、フーディンゲンガームウマ乱数3発、 ヘルガー4発、カイリキー乱数4発。雷で、同レベルスイクン乱数2発、フーディンヘルガー3発、 ブラッキーレベル差最大のバンギラス乱数4発、同レベルカビゴン乱数5発。 ちなみに、雷は、ゲンガーの覚える特殊技で最高の威力を持つ。
冷凍パンチ
汎用性の高い電気技と相性の良い技。氷技はサンダーやナッシー、ガラガラ等と、 任天堂カップ2000ルールのメジャーな連中に大ダメージを与えられるので、何かと便利。 同レベルガラガラナッシー乱数2発、サンダー3発、エアームド4発、ゲンガーフーディン乱数4発、カイリキーライコウ乱数5発。
炎のパンチ
エアームドやフォレトスを倒せる。 Lv.51以下フォレトス確定1発、エアームド2発、ハガネール乱数2発、パルシェンヘラクロス3発。
サイコキネシス
カイリキーやヘラクロスを倒す時に持っていると役立つが、それ以外であまり使いどころは無いと思う。 ゲンガー2発。カイリキーヘラクロス乱数2発、パルシェン3発、ライコウ乱数4発、スイクン乱数5発 ライコウに対しては一番高いダメージを与えられる。
ギガドレイン
ガラガラと水系の両方を同時に対処できる。 サイドン乱数1発、パルシェン2発、ガラガラスターミー3発、スイクンレベル差最大乱数4発。
爆裂パンチ
別名：運gパンチ。カビゴンや悪系に大ダメージを与えられる。 打つだけ打って、最後に大爆発でボカンといくのがフルアタックゲンガーの真髄。 同レベルヘルガー2発、レベル差最大バンギラス乱数2発、同レベルカビゴンブラッキー乱数3発。
シャドーボール
タイプ一致のメイン技のはずだが、特殊攻撃や補助技を中心に攻撃を組み立てるゲンガーにとっては、 あまり使い道が無い。ちなみに一割の確率で特防を下げることが出来る。 同レベルゲンガースターミーフーディン2発、ナッシー乱数2発。
カウンター
かなり気付かれにくい奇襲技。カビゴンやカイリキーの地震を返そう。 ただ、レベル差がつくと、カイリキーの地震で高乱数1発で倒れてしまう。 バンギラスや、地面系の地震も難しい。
呪い
自分の最大HPの半分の体力と引き換えに、相手に毎ターン最大HPの1/4のダメージを与え続ける大技。 これをかけながらの10万ボルトで、レベル差最大のカビゴンも3発で倒せる。 しかし、発動条件も厳しい上に、交換されると効果は消えてしまうので、使いづらい。 取り巻きのサポートを駆使して、慎重に使おう。
使用例
磁石 / 10万ボルト 黒い眼差し 滅びの唄 道連れ滅びの唄コンボを使うゲンガーの一般的な例。10万ボルトは、倒したい相手によって、他の技に変えても良い。 回復技を持たないので、交換際に相手の役割破壊を貰わないように動くのが前提。
麻痺治しの実 / 催眠術 黒い眼差し 滅びの唄 守る
滅びの唄を使う強引なゲンガー。こちらが先制の場合、黒い眼差し→催眠術で、使ったターンも含め、 眠り状態が3ターン続けば、無傷で滅びコンボが成立する。催眠術の運次第では何でも倒せるが、成功率は高くない。
水玉リボン / 10万ボルト 黒い眼差し 黒い霧 大爆発
3つの技を駆使して、大爆発でカビゴンを仕留めようとするコンセプト。 これも回復技を持たず、相手に役割破壊が無いことが前提なので、丁寧に扱おう。 黒い眼差しと大爆発を併用することで、ヘルガーを倒しやすいので、 滅びコンボ持ちのムウマと組ませる間接的役割破壊はあまりにも有名。
水玉リボン / 10万ボルト 冷凍パンチ 怪しい光 大爆発
怪しい光を取り入れた多属性ゲンガー。基本は10万ボルト＋冷凍パンチの広い攻撃範囲で攻める。 役割破壊に何を打ったら良いのか分からないときは、怪しい光が様子見として機能する。 ライコウやフーディンに怪しい光を当て逃げすることで、 こちらはより安全にカビゴン等の決定力を場に呼び出せると言う仕組み。 ライコウやフーディンが奇跡の実を持ってれば、確実にそれを消費させられる。 また10万ボルトを一回当て逃げしたヘルガーにかければ、次のターンで混乱により動けなかった場合、 混乱ダメージも含めてヘルガーを潰すことが出来る。
水玉リボン / 10万ボルト 冷凍パンチ 催眠術 大爆発
催眠術を取り入れた多属性ゲンガー。催眠術のタイミング次第では、 ヘルガーやフーディン、ライコウまでも崩せる可能性がある。 また、受けに出てくる相手を眠らせることで、決定力を安全に召喚できる。
食べ残し / 10万ボルト 黒い眼差し 呪い 守る
呪いゲンガー。交換されないように、黒い眼差しと併用し、相手を倒しにいこうという意図。 HPの半分を犠牲にする、気軽に使えない状態変化系の技なので、ここぞというに発動させよう。 もちろん自分の残りHPが半分以下のときで使えば瀕死になってしまうが、敢えて自滅することで、 決定力を無償召喚するというテクニックもある。
メモ
基本的に技スペースに回復技を入れると、ゲンガーの攻撃能力が生きない感じがするので、 ノーマルと格闘を無効化するという特徴を使って、うまく立ち回ろう。対策
ライコウ サンダース フーディン バンギラス ヘルガー ブラッキー等ゲンガーを相手にする時に警戒するべき点は二つある。まず滅びコンボを抑えなければ、 相手に三匹抜きされる可能性もあるので、吼える等の飛ばし系の技か、アンコールを持つポケモンで対策しよう。 それに、特殊技をメインにしているはずなので、その対応として、10万ボルト、冷凍パンチ、炎のパンチあたりの特殊技に弱点を突かれないポケモンが望ましい。以上の事を踏まえると、上の前五匹が理想。 特にライコウ、サンダース、フーディンは相手に先制できる速さなので、道連れにも対応できる。 バンギラスは遅いが、相手の大爆発を止められるのがポイント。 また、ヘルガーやブラッキー等の追い討ちを使える悪系でも仕留められる。 ただし、ヘルガーは寝言型でなければ、同レベルの10万ボルトを受けられない。 更に相手が磁石を持っていた場合は、高乱数で3発になるので注意。
ゲンガーの攻撃技次第では、飛ばし技を持たせたサイドンやスイクン等でも対応できるが、 フルアタック型も多いので、ライコウやフーディンで対処したい。 ちなみに、その時には大爆発を持っている可能性があるので、 間接的に役割破壊を食らわないように注意しながら戦おう。 受けようとすると大変だが、潰しに関しては、ゲンガーの耐久力が高くないため、 大抵のポケモンで3発以内に倒せるはず。また、回復技を持たない場合がほとんどなので、 相手のゲンガーが受けに来る時に、こちらからも地道に役割破壊を当てていこう。 他にも麻痺状態にさせたり、撒き菱を撒いておくと、ゲンガーが動き辛くなるので有効。