エアームド



タイプ 鋼・飛行
HP:65 攻撃:80 防御:140 特攻:40 特防:70 素早さ:70



主な役割

カビゴン ケンタロス ヘラクロス ナッシー ウツボット封じ等

鋼属性と高い防御力により、カビゴンやヘラクロス等の、 トップクラスの攻撃力を持つポケモンを受ける事が出来る。 役割が多いので、何かとパーティの受けの中核となる事が多い。 ガラガラ封じともされているが、同レベルの剣の舞一回からの岩雪崩で乱数2発なので、 泥棒と吹き飛ばしを使って強引に受けるという形になる。



ドリル嘴
エアームドのメイン技。鋼の翼の使用も考えられるが、役割からみても汎用性はこちらが上。 ヘラクロスやナッシーを封じる際には必携だろう。 同レベルカイリキーナッシー乱数2発、フーディン3発、スターミーハピナスリザードン4発、 イノムーガラガラファイヤー乱数4発、カビゴンスイクンブラッキー乱数5発、ライコウ乱数8発。 ダメージを見てのとおり、エアームド自身攻撃力は高くないので、 パーティの決定力としては期待できない。 カビゴンはおろか、ハピナスですら、潰したい時は鈍いと併用しなければならない。


鋼の翼
弱点を突ける相手に対しての牽制くらいしか使い道はない。 よほどの岩嫌いで無い限りは、ドリル嘴のほうが賢明だろう。 同レベルイノムー3発、サイドン乱数3発、ヘラクロス乱数4発、カビゴンナッシー乱数5発。 レベル差最大のバンギラス4発。


吹き飛ばし
カビゴンの鈍いや、ガラガラの剣の舞、ゴースト系やブラッキーの黒い眼差しを解除したりと、 用途は様々。エアームドが持つ役割を遂行するために、非常に重要な技となる。 これがないとカビゴンやガラガラは誤魔化せないと思ったほうが良い。 その実用性の高さから、「ドリル嘴・???・吹き飛ばし・眠る」という型が、 エアームドの能力を引き出す技編成として広く知れ渡っている。 この???の部分に入る技によって、エアームドの個性が決定される。


鈍い
鈍いカビゴンを受けるときに必ず持たせる技。ドリル嘴で押し切れないので、 封じを担当する場合は、吹き飛ばしとの併用が基本。 とは言っても、勝てないのはカビゴン側も同じなので、これを持っていれば、 吹き飛ばさずとも、カビゴン側は退いてくれるだろう。


毒毒
エアームドを受けに来るポケモンはほとんどが特殊系なので、 ライコウやスイクンに毒を盛りたい時に重宝する。 もともとカビゴンに対しても強制交換能力は高くないので、 カビゴンにも当てられる可能性も十分ある。試合を早く動かしたい時にも便利。 宿木の種でしぶとく粘ってくるナッシーも、これがあれば解決。


砂嵐
味方のHPも削る諸刃の剣。砂嵐を主体に戦うパーティで巻き起こしまくろう。 砂嵐のダメージが絡む事で、同レベルカビゴンをドリル嘴4発で落とせる可能性がある。 月の光で粘ってくるナッシーやブラッキーにも一泡吹かせられる。


泥棒
カビゴンの食べ残しを取り上げたり、ライコウ等特殊系の薄荷の実を盗んだり、 文字通りガラガラを骨抜きにする。 奇跡の実等を持たせ、眠るで消費して奪いにいく、というのが昔からのお約束のパターン。


睨み付ける
エアームドに決定力が備わるかと言うとそうでもないが、 PPが多いので、最後に残ったカビゴンを倒せるようになる。 睨み付ける1回のドリル嘴で、同レベルナッシーメガニウムのHPを3/4程削り、 ガラガラスターミー3発、カビゴンポリゴン2乱数3発、スイクン4発となる。



使用例

薄荷の実 / ドリル嘴 *** 吹き飛ばし 眠る
上でも述べた通りの、エアームドの基本形。空いたスペースに入る技によって、 エアームドの役割や目的が変わる。 持ち物に関しては、奇跡の実でも代用可能。 食べ残しを持っていると、高レベルカビゴンの捨て身タックルや、フーディンのサイコキネシスも 受けられるようになり、安定する。 黄金の実を持たせるとガラガラ誤魔化しがしやすく、すぐに泥棒を使える。


黄金の実 / ドリル嘴 鈍い 泥棒 眠る
地震カビゴンを抑えるのと同時に、ガラガラの対策もしたい時に。 吹き飛ばせないので、持ち物は速効性のある黄金の実で。 調子に乗ってムウマ相手に出すと、普通に滅ぼされるので、別にコンボ封じを用意しておこう。


奇跡の実 / 毒毒 泥棒 吹き飛ばし 眠る
自身で攻撃することを諦めた、特殊な形。毒毒と吹き飛ばしを駆使して、徹底的に補助にまわる。 むろん、ヘラクロスやナッシーを倒せなくなるので、他に決定力を確保する必要がある。


食べ残し / ドリル嘴 毒毒 吹き飛ばし 守る
守るエアームド。毒毒+守るで相手が眠り状態になるのを待って、他のポケモンで押していく。 カビゴンやライコウ、スイクン等、色んな相手に毒が入るので、非常に動きやすい。 眠るを捨てているので、カビゴンの圧し掛かりや、ナッシーの痺れ粉に要注意。



メモ

受け役割が多いので、至るところで見かけることが出来るメジャーなポケモン。 使ってみればお世話になる事も多いが、 エアームドを倒すためにカビゴンが炎技を持つほどの出現率故、 間接的役割破壊の対象にもされやすいので、使う時はその辺の考慮もきちんとしてあげたい。 特殊攻撃に対して弱いので、ライコウやファイヤーを出されたら、必ず下がるはめになる。 弱点に限らず、抵抗力の無い特殊技(水、氷等)にも気をつけて使いたい。 大文字を持ったカビゴンやガラガラには勝てないので、 エアームドに封じを一任することはまず難しい。 それ以外にも、高レベルのカビゴンの捨て身タックルや、ヘラクロスのめざめるパワー挌闘、 ナッシーの宿木の種+サイコキネシスは受けきれないので注意。 エアームドの仕事が出来る内に決着をつけたい。



対策

ライコウ サンダー ファイヤー スイクン バンギラス等

エアームド自身さほど攻撃が高いわけでもないので、 ある程度安定した防御能力があれば受ける事は難しくない。 中でも電気系はまず倒される事は無いと言える。 ドリル嘴に抵抗力は無いがファイヤー、スイクンでも簡単に止められる。 物理に対する耐性は高いが、とにかく特殊攻撃に弱いので、 特殊技を主体に攻めていけば、潰すのにさほど苦労はしない。 またバンギラスやサイドン等の岩系でもほぼ確実に止められるが、 珍種の鋼の翼を持った個体に注意したい。




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